人&言葉の時の花園

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新型コロナウイルス関連小辞典

新型コロナウイルス 話題・ニュースの言葉

今、世界で新型コロナウイルスが流行っていて大変なことになっています。

新しい病気で新しい言葉が飛び交っています。


そこで用語を整理してみました。 お役に立てば幸いです。


☆彡新型コロナウイルスの関連用語のまとめ

新型コロナウイルス
2019新型コロナウイルス(2019しんがたコロナウイルス)または、SARSコロナウイルス-2(サーズコロナウイルス・ツー、英: Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2, SARS-CoV-2)は、急性呼吸器疾患(COVID-19)の原因となるSARS関連コロナウイルス(SARSr-CoV)に属するコロナウイルス。以前は、世界保健機関(WHO)により暫定的に2019-nCoV(2019 novel coronavirus)とも呼ばれていた。
2019年に中国武漢市付近で発生が初めて確認され、その後、COVID-19の世界的流行(パンデミック)を引き起こしている


★COVID-19
世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)など、正規の保健機関や公共政策機関はどこでも、新型コロナウイルス感染症を、合意された名称である「COVID-19」と呼んでいます。
ですが、一部にはこれを、「中国」ウイルスと呼ぶか、何か場所にちなんだ名前をつけるべきだと主張して譲らない人たちもいます。

クラスタ
クラスター感染=集団感染
クラスターとは、英語で「集団」を意味します。さまざまなところで用いられていますが、「集団」という認識で間違いないです。しかし、今回厚生労働省が言うクラスターとは、感染者の集団のことを指しているのです。

★オーバーシュート
オーバーシュート:爆発的拡大
オーバーシュートの意味とは、疫学の分野では水準や予想値を超える爆発的な感染拡大を意味します。新型コロナウイルスでは、オーバーシュートが起こるというのは、一気に新型コロナウイルスが感染が拡大して、感染者が増えると理解するといいでしょう。またこの言葉には経済用語で株価の行き過ぎた変動を指す言葉としての意味合いも持っています。
3月25日には小池百合子東京都知事が東京及び首都圏でのオーバーシュートへの懸念とロックダウンの可能性も視野に入れた不要不急の外出を控える会見を行い、都民に注意喚起しています。特に若年層では危機意識が低く、周りへの感染リスクを考えた行動が求められています。

 

★ロックダウン
ロックダウンの意味は「都市封鎖」
公共施設などを安全確保の為に建物の封鎖を行い、人々の屋外活動を制限する、移動を制限するものであり、この移動の制限の部分が「都市封鎖」と紐づいています。
現在、コロナウイルスの影響でロックダウンを行っているのは、「中国」「イタリア」「フランス」「スペイン」「フィリピン」「レバノン」「チェコ」「イスラエル」「ベネズエラ」「ベルギー」「マレーシア」「アメリカの一部」などがあげられます。
国によっては全土で行っているケースもあれば、人口密集部の一部で都市封鎖を行っているケースもあります。

パンデミック
パンデミック:世界的大流行
パンデミック」の意味は以下の通りとなります。
(1)「パンデミック」を直訳すると、(全国的や世界的な)流行、汎流行となるが、感染症による世界的流行や大量の患者を発生させた際に近年は使用される。爆発的感染とも呼ばれる。
(2)ある病気の世界的流行で、これまでの人類の歴史ではヒトインフルエンザの「パンデミック」によって何百万人単位で被害を被ってきた。
(3)単なる流行、流行病の二つの意味がある。

 

★インフォデミックとは、誤った情報が拡散され間違ったまま人に伝播していくことで混乱が生じる現象を言います。

 

★スーパースプレッダー
感染症の原因となるウイルスや細菌を保持したまま多くの人と接触をして感染症を増やしてしまった人のことで、200年代前半のSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大の感染源となった人のことをスーパースプレッダーと呼んでいます。
スーパースプレッダーは1人で10人以上の感染させてしまう、感染拡大の感染源となった患者のことが定義とされています。

★濃厚接触
「医学用語ではありません」そのため、明確な定義はありません。厚労省の記述があります。
濃厚接触者について【「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者】としています。
世帯内接触者:「患者(確定例」と同一住所に居住する者)
医療関係者等:個人防護具を装着しなかった又は正しく着用しないなど、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」の診察、処置、搬送等に直接係わった医療関係者や搬送担当者
汚染物質の接触者:「患者(確定例)」由来の体液、分泌物(淡など(汗を除く))などに、必要な感染予防策なしで接触した者
その他:手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)
(厚労省の記述より)


医療崩壊
下記のような理由により、医療機関が正常に機能しなくなっていることを言います。
・医療費の削減による病院経営の悪化。
・過酷な労働環境による医師のモチベーションの低下。
・医療ミスによる訴訟の増加にともない、治療困難な患者を避けるようになっている。
・患者に対する医療従事者の割合の低下。

 

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議とは、新型コロナウイルス感染症の対策について医学的な見地から助言等を行い、日本国内の感染拡大の為に、組織された有識者の組織となっています。
国立感染症研究所所長である脇田 隆字さんを座長として、12名の有識者が集まり提言を行っています。

 

★コロナパニック
コロナパニックとは、「新型コロナウイルスに関する混乱のこと」全般を指しています。

 

★コロナ疎開
コロナウイルスの感染から守ろうと子供等を田舎(非感染地域)へ移動させること

 

★自宅療養
自宅で安静にすること。
入院の必要性はないが、仕事等をするには無理がある(労務不能)と医師が判断すれば自宅療養となる。

 

★移動制限
移動制限とは、健康上や仕事上の必要性がある場合以外においての外出が禁止され、人の移動を制限することを指します。とくに理由なく外出した際には罰金などの対象となることや、警察官が通行人に外出理由を尋ねる場合もあるとのことです。
移動制限の由来
イタリアでは、北イタリア一帯を隔離地域に指定することによって、特定の地域内の住民に対して移動制限を敷いていました。しかし、その北部から南部に移動する動きがみられ、また外出をする住民も多かったことからも対象をイタリア全土に拡大しました。

 

★入国拒否
自国に来ることを拒むこと。
日本政府が水際対策として3日からアメリカを含めた73の国と地域について、外国人の入国を拒否したことを受けて、トランプ大統領は記者からアメリカも同様の措置を取るかと問われ、「それも含めて考えている」と述べました。

★サイトカインストーム
ウイルスなどの外敵が体内に侵入した際に白血球が攻撃を開始する際にサイトカインと呼ばれるたんぱく質が放出されます。このことによって、体はさらなる白血球を呼んだり、体温を上げてウイルスの増殖を抑制したり咳や鼻水といった症状を引き起こします。
この時の反応が強く出すぎたために、自身の健康なところにも影響を及ぼして大きなダメージとなる場合があります。このような場合のことをサイトカインストームと呼ぶのです。

 

★家族感染(家庭内感染)
家族からの二次感染のこと。
家族の誰かが新型コロナウイルス感染症と診断された場合、軽症なら自宅療養となる可能性がある。同居の家族に感染を広げないような注意が必要だ。
 患者本人は、脱水にならないように水分を十分取って安静にすることが大切。症状を緩和する市販薬を飲んでもいいが、薬の種類は記録しておく。息苦しさは肺炎のサインかもしれないので、我慢せず、自宅療養を指示された医療機関などに電話で連絡する。同居家族の健康観察も必要だ。
 厚生労働省は自宅療養の際の家族への感染防止策をまとめ、自治体などに通知した。それによると、療養は個室にし、十分に換気する。本人の行動範囲は最小限に。
 世話をする人はできるだけ限定し、患者の部屋に入る時はマスクをし、せっけんでこまめに手洗いをする。マスクの外側は触らないように。
 洗面所やトイレは患者専用にするのが望ましい。家族と共用する場合は頻繁に清掃、消毒と換気を行う。患者の入浴は家族の最後にする。
 ドアノブなど患者が触れた物の表面は家庭用除菌スプレーなどで1日1回以上拭き掃除を。
 患者の衣類やシーツ類は家庭用洗剤で洗濯して完全に乾かす。患者の体液や汚物に触れるとき、清掃や洗濯の際はマスクと手袋、使い捨てエプロンを着用する。


★院内感染
院内感染(いんないかんせん、Hospital-acquired infection, Nosocomial infection)とは、病院や医療機関内で、新たに細菌やウイルスなどの病原体に感染すること。病院外での感染を表す「市中感染」と、対を成す用語である。特に薬剤耐性の病原体や日和見感染 (Opportunistic infection) によるものを指す。

 

★市中感染
病院内で体内に摂取された微生物によって引き起こされる感染症である「院内感染」と対をなす言葉で、病院外で摂取された微生物によって発症した感染症を指す用語。社会生活をしている健康人に起こる感染症で、多くは体外から侵入した病原体により発症する「外因性感染症」である。厚生労働省は2020年2月17日、新型コロナウイルスに関して「市中感染」を防ぎ、感染拡大を食い止めるため、医療機関受診の目安を公表した。

 

★再感染
再感染の意味とは、「感染後にできる抗体が長時間持続しないなどによって、一度感染して治癒した患者がまた感染してしまうこと」を指します。
普通は一度感染すると交代ができ治癒すると再度感染しないことが多いのですが
新型コロナウイルスの特徴のひとつです。

 

ゾーニング
ゾーニングは、さまざまな分野で使われています。しかし、この言葉は基本的には「区分けを行う」「区画」といった意味を持ちます。

 

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